【自動二輪免許取得シリーズ】第2話、初教習!1・2時間目
皆さんごきげんよう、かっかでございます。
前回から始まった自動二輪免許取得シリーズですが、早くも2話目でございます。
今回は初教習の様子(1時間目、2時間目)とわたくしが自動車学校でバイク教習を受ける際の様子についてお話していきたいと思います。
前回申し上げた通り、教習中の写真撮影は不可能でしたので、休憩時間などの教習合間に撮影した写真とともに内容をお送りしたいと思いますので、是非最後までご覧ください。
教習前
教習初日は夕方から2時間連続教習となっていたので自動車学校に行くのは夕方で問題なかったのですが、わたくしが通う自動車学校は自分が教習を受ける時間を確認して、担当教官の場所にシールを貼る必要があるのでお昼前にいったん自動車学校へ行き、教習時間と担当教官を確認してからシールを貼ってきました。
このシールを貼った段階で教習の予約が正式に完了したことになり、あとは時間通りに指定された場所へ行けば教習が始まります。
現在通っている自動車学校で教習を受けるのは初めてなので場所などが全く分からなかったため近くを通りかかったスタッフにバイク教習を受ける際の荷物置き場や教習前の待機場所について丁寧に教えていただき、頑張ってねと激励の言葉を貰いました。
その後は夕方まで時間があったため、買い物をしたりドライブをしてのんびりしたりとゆっくりとした時間を過ごしていました。
夕方教習前になり、教習開始20分前に自動車学校へ再び行き受付で自分の教本原簿を預かってバイク教習前の待機場所へ向かいました。
教習1時間目
初めてで要領がわからず、勝手に置いてある道具やバイクに触るわけにもいかないので、教官に伺い指示をいただこうと教官が来るまでは何もせずに待機しておきました。
このことが正解だったようで、バイク教習本日が初めてだという旨を伝えると、プロテクターの場所や装着方法などについて教えていただく事が出来ました。
2時間目の教習からは早めに来てプロテクター、ヘルメット、グローブを装着して、チャイムと同時にバイクに乗れるようにしておくと教習がスムーズに始められるというアドバイスをいただいたので、そのようにしようと念頭に置いておきました。
一通りの準備が完了したところで、格納庫においてあるバイクの説明をしていただき、実際にバイクを格納庫からコース上に出して本格的な教習が始まりました。
まず1番最初に行ったことはバイクの各場所の説明と、操作方法についての説明、その後はバイクを倒してからの引き起こしをしました。
わたくしは昔父親が教習バイクと同じ車種に乗っており、万が一倒した時の引き起こし方などを教わっていたのですんなりと引き起こしをする事が出来ました。
引き起こしが問題なくできた後はサイドスタンド、センタースタンドの立て方と払い方を行い、エンジンをかけずにバイクを押して歩くということを10分程度で行いました。
その後はバイクの乗り方、エンジンのかけ方を教わり、センタースタンドを立てた状態でバイクに跨り、実際にエンジンをスタートします。
4年ぶりのバイクにテンションを上げながらも落ち着いて教官の指示に従い、バイクの操作をしました。
エンジンをスタートさせた後は、バイクのギアを1速に入れてアクセルを開けながらゆっくりとクラッチを離して後輪を回転させます。
問題なく後輪が回転を始めたら次は2速、3速、4速と順番にシフトアップしていき、問題なければ右足の後輪ブレーキをかけてクラッチを握った後に1速までギアを落とし、最後にニュートラルにしてからエンジンを切りバイクを降ります。
この動作すべてに問題がなければ次はセンタースタンドを払ってバイクに跨り、再びエンジンをスタートさせます。
エンジンが問題なく指導した後は担当教官が少し離れた場所に立ち、その場所までバイクを1速で発進させて来るように指示が出されたので、指示通り1速に入れて担当教官の場所までバイクを動かしました。
久しぶりなのでふらついたりするかなと思っていたのですが、思った以上にすんなり乗る事が出来たのでとても感動しました。
唯一手こずったものがあるとすれば、わたくしが昔乗っていたのは50ccの原付バイク(とはいっても教習バイクと同じ6速マニュアルでした)だったので、排気量8倍、パワーも約8倍の教習バイクはアクセルの扱いが全く異なり、とても繊細な操作を必要としたので、大きくアクセルを開けて発進させる原付バイクに乗りなれてしまっていた為にアクセルを大きく開ける癖が染みついており、アクセル操作にかなり手こずりました。
その後何度か発進、エンジンを切り元の場所までバイクを押して戻し再び発進、という動作を5回ほど繰り返し、ほんの少しアクセル操作に慣れてきたところで次はコースの内周をぐるぐる回る動作をしました。
教習所のコース内側に、外周よりも道幅が狭いコースがあるのですがそこを利用してバイクを2速で加速→減速→Uターンという動作を繰り返し行いました。
はじめはゆっくり行っていたのですが担当教官から、加速する際は思いっきり加速してよいと言われたので、2速で40kmほどまで加速、→減速→Uターン、また思い切り加速という動作を左回りで5回ほど、右回りで5回ほど行いました。
この動作を繰り返したことにより教習バイクの扱いやアクセル操作にもかなり慣れて、右回りを始めるころにはスムーズに運転が出来るようになっていました。
1時間目の最後は担当教官の後ろに乗せていただき、2時間目に練習するコースを回りながらの説明をした後、ちょっと時間があるということでそのまま外周コースをツーリングし、1時間目の教習は無事に終わりました。
1時間目を終えてみて、久しぶりだからエンスト(発進などがうまくできずにエンジンがストップしてしまうこと)や転倒するかもしれないと少し心配していましたが、エンストも転倒もすることなく、無事に終える事が出来ましたし、なにより久しぶりのバイクはとても楽しくて、教習中も思わず笑顔でバイクに乗っていました。
教習所では40kmほどしかスピードを出すことはできませんが、それでも発進して加速している時や、担当教官の後ろに乗り外周をツーリングした時はとても気持ちよく、教官ともたくさん話をしたりアドバイスを貰ったりしながら教習を受ける事が出来ました。
教習終了後は装着したプロテクターなどを脱ぎ元の場所に戻してから1時間目は終了となりました。
2時間目
1時間目が終わり、しばらくの休憩の後2時間目が始まろうとしていました。
最初に言われたとおりに早めにバイクの格納庫へ行き、教官が来るまでにプロテクターなどの装着を完了させて、しばらくしていると教官が来ました。
2時間目からはいよいよコースの練習となるのですが、その前に外周を教官と2台で走るということになり、教官の後ろについて走り、5分ほどプチツーリングを堪能しました。
5分ほど走った後に、一旦停止した教官から「次は外周を蛇行運転で走るから真似して蛇行しながら走ってきて」と言われたので指示に従うことに。
他の自動車教習生がたくさん走っている中バイク2台で蛇行運転する様はもはや暴走族のそれと完全に一致、思わず笑いが出ました。
ちなみに蛇行運転していたのは暴走族ごっこをしていたのではなく、これから練習するコースの事前練習のようなものなので、意味なく2台で蛇行運転をしていたわけではありません。
2時間目に練習するコースは1本橋とスラロームです。
これを聞いてわたくしは「早速スラロームするのかよ・・・」と思いました。
なぜなら、バイクに乗る中で一番苦手意識があるのがこのスラロームだからです。
なぜ苦手なのかというと、スラロームはある秒数の中でクリアしなければならず、それにはリズムカルなコーナリングとアクセルワークが大事なのですが、このアクセルワークが特に苦手で、どのタイミングでアクセルを開ければよいのかわからずずっと苦手意識を持ったままでした。
まず初めに行ったのは1本橋の練習で、担当教官が先に走りそのあとに続いていきます。
1回目は1本橋への進入を失敗してしまいまっすぐ橋に乗る事が出来ずにあっさり脱落、しかしそれでコツを掴んだので2回目以降は1回も脱落することなく1本橋をクリアする事が出来ました。
ちなみに1本橋も7秒以上かけて橋を渡らなければならないとのことで、結構ゆっくり行く必要があるためバランス感覚を必要とします。
早く渡ろうとすればバイクは安定するためすんなり渡れるのですが、それだと7秒以内にわたりきってしまい減点となるので好ましくありません。
1本橋は手前の停止線で一旦停止をしてから周囲の安全を確認後に1速で発進し、そのまま1速で渡り切ります。
1本橋の練習をする頃にはバイクにも慣れてまっすぐ走る事が出来るようになっていたのでできるだけゆっくり、自分のカウントで10カウントから12カウントほどかけて橋を渡れる事が出来ました。
10から12カウントほどであれば少し早くカウントしても余裕で7秒以上は経過していたので、担当教官からも合格点をいただく事が出来ました。
1本橋の練習は合計で5本ほどで終了し、次はいよいよ苦手なスラロームに挑戦します。
練習する前は再び教官の後ろに乗り、担当教官がスラロームを何度か走ってコツを教えてくれました。
その後は1人で練習を開始したのですが、心配していた通りにアクセルワークが思うようにうまくいかず、転倒やカラーコーンへの接触はしなかったもののスムーズに走りきることがなかなかできずにいました。
アクセルワークがうまくいかないとバイクが予想以上に加速するため、通過するラインもばらばらになり余計なタイムロスになります。
何度練習しても中々うまくいかないため、教官に再びアドバイスをもらうことに。
教官からいただいたアドバイスは以下の2つです。
・スラロームに進入する際はスピードをもっと上げてよい
・アクセルを開けるタイミングはバイクが倒れ切ってから一瞬だけ吹かす
いただいたアドバイスをもとに再びチャレンジ、先ほどの練習よりも思い切って進入する際のスピードを上げたためかそのままリズムに乗りこーなをクリアし、アクセルも一瞬だけ吹かすということを意識していたらうまくいったので、体にしみこませるために何度も何度も練習をしました。
スラローム練習の後半は教官もバイクに乗って一緒にコースを走り、自分がコースを終えてスタート地点に戻るタイミングで教官がスラロームに進入していたので、何度もお手本を見ながら練習する事が出来ました。
2時間目最後のほうにはスラロームも初めて練習した時よりかなりスムーズにクリアできるようになっており、ひたすら練習して積極的にアドバイスをもらった甲斐があったなと手ごたえを感じる事が出来ました。
教習時間の半分程度をスラロームに費やした2時間目もあっという間に終わり、本日の教習はすべて終了となりました。
2時間連続でバイクに乗れた楽しさと、苦手と意識のあったスラロームをある程度克服できたことがとてもうれしく、終わってもテンションは高いままでした。
教習終了後はバイクを格納庫へ戻し、教官と雑談をしながらプロテクターの片付けなどを行い、終了となりました。
教習バイクについて
さて、2時間教習を受けた内容をここまでお話ししましたが、教習バイクについてもお話をしていこうかと思います。
わたくしが通っている自動車学校の教習バイクはHONDAのCB400SuperFourという車種で、通称スーフォアと呼ばれています。
教習バイクのスペックは以下の通りです。
※年式などによって多少スペックが違う場合があります。
【出典:BikeBros】
グレード名:CB400SUPER FOUR 教習車仕様
発 売 年:2017年
全 長 :2131mm
全 幅 :750mm
全 高 :1085mm
シート高 :750mm
車両重量 :207kg
最高出力 :56ps
最大トルク:4kg
変速機 :6速MT
実際にわたくしが教習バイクに乗った感想としては、身長167cm、股下80cmちょっとという身長と足の短いわたくしでも問題なくバイクに跨る事が出来ましたし、バイクに跨った後も両足がしっかりと地面に接地していたので、乗り降りしにくいといったことやバイクに跨っている状態でバランスが取れずフラフラするという事は全くありませんでした。
わたくしの知り合いの身長155cmほどの女性もこのバイクで教習を受けており、現在は400ccバイクに乗っていますが、特に問題なく乗れるという事でしたので、身長が低いから、足が短いからと心配する必要は全くありません。
重量も200kgほどありますが、引き起こしの時こそ少し大変であるものの跨ってしまえば重さはあまり感じることはありませんし、運転中もバイク重くて扱いにくいなと感じることはありませんでした。
むしろ運転中はある程度速度が出ると、重量があるおかげでバランスが非常に取りやすく乗りやすいとまで思えるほどでした。
力に自信がない女性でも問題なくバイクを楽しむ事が出来ますので、興味がありこれからバイクに乗ってみたいなと思う人は是非チャレンジしてみてください。
教習中は難しいことがたくさんあると思いますが、たくさん練習して、たくさん失敗してスキルを磨くのが教習所です。
路上に出てからは練習なんてできませんので、卒業するまでにどれだけ練習を一生懸命したのかでスキルは大きく変わってきます。
失敗するのが怖いかもしれませんが、失敗できるのも教習所ならではだと思っています。
わたくしの担当教官もバイクは教習中にどれだけたくさん乗って練習したかで卒業する時のスキルに大きな差が出来ているというほどでした。
自動車運転免許を取得している人は20時間もバイクに乗りません。
時間が短いからこそ、その時間でどれだけ練習したかで大きく変わります。
最初から運転がうまい人はいませんので、自信がないからと不安になる必要もありませんし、不安なら大丈夫だと思えるくらいたくさん練習をすればよいのです。
わたくしもスラロームに一番苦手意識があったので、教官にスラロームを長めに練習したいとリクエストしそれに応えて練習時間を多めに確保していただけました。
苦手だと思うことはたくさん練習して克服する事が出来ますので、乗ってみたいという人は思い切って教習所に通いましょう。
最初は楽しくないと感じても、バイクをうまく扱えるようになって走ればとても気持ちいですよ☆
わたくしもまだまだ腕が未熟で、教習も始まったばかりなのでこれから教習でたくさん練習をして卒業までにもっともっとスキルを磨いてきちんとバイクが乗りこなせるようになりたいと思います。
本日も夕方から1時間教習があるので、楽しみながら頑張ってきます!
これからバイクライフを楽しもうという方に幸あれ